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出張や旅行のたびに「結局どこがいいの?」と迷う問題
ホテルの予約サイトを開いて、ずらっと並ぶビジネスホテルの名前を前に固まった経験、一度はあるはず。東横INN、アパホテル、ドーミーイン、ルートイン、コンフォートホテル……。名前は知っているけれど、具体的に何がどう違うのかと聞かれると、正直よくわからない。
料金だけで選んだら朝食が有料で結局高くついたり、安さ重視で泊まったら部屋が狭すぎて荷物の置き場に困ったり。逆に「大浴場があるから」と選んだホテルが駅から遠くて、雨の中15分歩く羽目になったり。こういう小さなストレスが、出張や旅行の満足度を地味に下げるんですよね。
そこで今回は、国内の主要ビジネスホテルチェーン7社を料金の考え方・朝食・大浴場・部屋・会員制度の5つの軸で横並び比較しました。「朝食代を浮かせたい」「朝食で選びたい」「大浴場は譲れない」など、目的別のおすすめも後半でまとめています。
比較対象の7チェーンはこちら
今回取り上げるのは、全国に展開している以下の7つのチェーンです。店舗数は各社の公式発表・公式サイトの掲載をもとにしています(2026年9月確認)。
- 東横INN(国内340店舗以上)
- アパホテル(国内の自社ブランド367ホテル。建築・設計中を含む)
- ドーミーイン(国内102棟)
- ルートイン(グループのホテル368。ルートイングランティアなどを含む)
- コンフォートホテル(国内50店舗以上)
- スーパーホテル(国内180店舗)
- 三井ガーデンホテルズ(国内30軒以上)
店舗数の多いチェーンほど、出張先や旅行先で見つけやすいのが強み。一方、ドーミーインや三井ガーデンは数こそ少ないものの、朝食や大浴場などに特色があります。
料金は「チェーン名」より「日付と場所」で決まる
同じチェーンでも料金はホテルごとに違う
ビジネスホテルの料金は、同じチェーンでもホテルの場所や泊まる日で大きく変わります。たとえば東横INNの公式サイトは「平日・日曜ワンプライス、土曜・休前日ワンプライス」を原則としつつ、「客室料金はホテルごとに異なります」としています。
そのため、この記事では「◯◯は1泊いくら」という相場はあえて載せていません。泊まりたい日と場所が決まったら、その日の料金を予約サイトや公式サイトで並べて見るのがいちばん確実です。
→ 日付と場所を入れてビジネスホテルの料金を見る(じゃらんnet)
コスパは「料金に何が含まれるか」で考える
単純な宿泊料金だけで比較すると見えてこないのが、朝食・大浴場・夜食などが料金に含まれるかどうか。
たとえばドーミーインは、大浴場と夜鳴きそば(夜食の醤油ラーメン、ハーフサイズ)を無料サービスとして提供しています。朝食は予約するプランによって含まれる場合と含まれない場合があり、「朝食なし」プランでもチェックイン時に別料金で申し込めます。ルートインは宿泊者に無料のバイキング朝食を出しているので、朝食代を別に払う必要がありません。
料金比較のコツ
ホテルの料金を比べるときは「素泊まり価格」だけでなく、朝食・入浴・その他サービスを含めたトータルコストで考えるのがおすすめ。特に2泊以上する場合、この差が大きく響いてきます。
朝食で比べる
無料朝食 vs 有料の朝食
ビジネスホテルの朝食は、大きく分けて「宿泊者は無料のタイプ」と「別料金のタイプ」の2パターンがあります。
無料朝食があるチェーン:
- 東横INN:公式は「全ホテル、全メニュー無料」。ホテルごとに、ビュッフェ・おにぎりと具だくさんみそ汁の和朝食・サンドイッチのいずれかのスタイルで提供されます
- ルートイン:宿泊者は無料のバイキング朝食。公式によるとメニューは常時30品目以上
- コンフォートホテル:無料朝食。日替わりのおかずや日替わりスープのほか、クロワッサン・雑穀米・ワッフルなどが公式で紹介されています
- スーパーホテル:健康志向の無料朝食。オーガニック野菜を使ったサラダは一部店舗での提供です。「スーパーホテルPremier」など一部の店舗は朝食が有料なので、予約時に確認を
別料金の朝食が名物のチェーン:
- ドーミーイン:和洋セミバイキングで、その土地ならではの一品が名物(ドーミーインPREMIUM札幌の「豪快海鮮丼」、博多祇園の明太子などを選べる「うまか丼」など)。料金はホテルごとに異なり、大人1,500〜3,000円で2,000円のホテルが最も多い(2026年9月、公式サイトで確認)。プランに含まれていれば追加の精算はありません
- 三井ガーデンホテルズ:ホテルごとにコンセプトが異なり、地元食材を使ったメニューが充実。公式に料金が載っているホテルでは宿泊者1,980〜3,850円程度と、ビジネスホテルの中では高めです
朝食で選ぶなら、結局どこ?
コストを抑えたいなら、無料で朝食が出るルートインやコンフォートホテル。旅行気分を味わいたいなら、ご当地の一品が出るドーミーインが候補になります。
ただし、どのチェーンもホテルによって内容が違います。朝食を重視するなら、泊まるホテルの公式ページで朝食の内容と料金を確認しておくと安心です。
大浴場・設備面での比較
大浴場がある=疲れの取れ方が違う
ユニットバスでは味わえない「足を伸ばして湯に浸かれる」安心感。出張族にとって、大浴場の有無はホテル選びの大事なポイントだったりします。
ほぼ全店舗に大浴場があるチェーン:
- ドーミーイン:天然温泉の大浴場を持つホテルが多く、サウナや水風呂のあるホテルも。ただし公式によると、松江の1軒はチェーンで唯一大浴場がありません
- ルートイン:公式は「駐車場と大浴場を完備」としつつ、「一部、大浴場・駐車場がないホテルもございます」と注記しています。天然温泉の大浴場を持つホテルもあります
一部の店舗に大浴場があるチェーン:
- スーパーホテル:各店舗で天然温泉の導入を進めていますが、天然温泉は一部店舗です
- アパホテル:新しいホテルには宿泊者無料の大浴場を備えたところがありますが、大浴場のないホテルもあります
コンフォートホテルは、公式サイトのホテル一覧で「大浴場なし」と表示されています。いずれのチェーンも、大浴場を重視するなら予約前にホテルごとの設備欄を確認してください。
部屋の広さ
部屋の広さは、チェーンよりもホテルや部屋タイプによる差が大きいのが実情です。
たとえばアパホテルの新しいホテルでは、11平米の客室に幅1,400mmのベッドを置いた例があります。三井ガーデンホテルズは、ホテルごとに最も小さい客室が14平米台から30平米台までと幅があります。
部屋の狭さが気になる人へ
11平米前後の客室では、スーツケースを広げると動ける場所がかなり限られます。荷物が多い旅行の場合は、予約時に部屋の広さ(平米数)を必ず確認してください。「安いから」だけで選ぶと後悔することがあります。
会員プログラム・ポイント制度
入会金・割引・ポイントの違い
各チェーンとも会員制度を持っていますが、入会金の有無や特典の中身はかなり違います(2026年9月、各公式サイトで確認)。
- 東横INN(東横INNクラブカード):入会金1,500円(学生1,000円)、年会費なし。宿泊料金が曜日に関係なく5%割引。公式サイト以外の予約サイトや旅行代理店経由の宿泊には会員特典が適用されない点に注意
- アパホテル:会員登録は無料。貯まったアパポイントはキャッシュバックや宿泊料金への充当などに使えます
- ドーミーイン(Dormy’s):会員登録・年会費無料。公式予約のプランポイントは3%で、会員ステータスなどに応じて上乗せがあります
- ルートイン(ルートインホテルズPontaカード/dポイントカード):年会費・入会金なし。宿泊代金100円(税抜)につき3ポイントで、Pontaかdポイントのどちらかを選びます
泊まる回数が少ないなら、入会金のかからないアパホテル・ドーミーイン・ルートインから始めるのが気軽。東横INNは入会金がかかる分、同じチェーンによく泊まる人向けです。特典の内容は変わることがあるので、入会前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
予約サイト経由 vs 公式サイト直接予約
意外と見落としがちなのが、予約経路による価格差。今回の7チェーンはいずれも、公式サイトで「公式サイトからの予約が最安値」やベストレート(最安値)をうたっています。
とはいえ、楽天トラベルやじゃらんのクーポン・ポイント倍付けキャンペーンを使えば、予約サイト経由のほうが実質安くなるケースも。面倒でも、予約前に公式と予約サイトの両方をチェックするのがベストです。
目的別おすすめチェーンはここ
朝食代を浮かせたい → ルートイン・東横INN・コンフォートホテル
3チェーンとも宿泊者は朝食が無料。朝食代がかからない分、トータルの出費を抑えやすくなります。スーパーホテルも無料朝食ですが、Premierなど一部店舗は有料なので予約時に確認を。
ご当地の朝食を楽しみたい → ドーミーイン
その土地ならではの一品が出るドーミーインの朝食は、旅行気分を上げてくれます。朝食がプランに含まれているかは、予約時に確認しておきましょう。
大浴場でゆっくりしたい → ドーミーイン or ルートイン
天然温泉やサウナを楽しみたいならドーミーイン、大浴場に加えて無料朝食もほしいならルートイン。ルートインは駐車場が無料のホテルが多いので、車移動の出張にも向いています。
快適さ・おしゃれさ重視 → 三井ガーデンホテルズ
ホテルごとにコンセプトが異なり、地元食材を使った朝食にも力を入れているのが三井ガーデン。朝食料金も高めなので、予算に余裕のある旅行や「ちょっといい気分で泊まりたい」日に向いています。
快適な宿泊に役立つアイテム
携帯用スリッパ
ビジネスホテルの使い捨てスリッパはペラペラで心もとないもの。携帯用のマイスリッパを1つ持っておくと、部屋での快適度がぐっと上がります。折りたためるタイプなら荷物にもなりません。
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衣類圧縮バッグ
連泊の出張で荷物が増えがちな人に。圧縮バッグを使えばスーツケースの中がすっきり整理できて、ホテルの狭い部屋でも荷物が散らかりにくくなります。特にアパホテルのコンパクトな部屋では、荷物のコンパクト化が快適さに直結します。
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ポータブルアロマディフューザー
ホテルの部屋のにおいが気になる、なかなか寝つけない……という人には小型のアロマディフューザーがおすすめ。USB充電式で持ち運びしやすいものが増えていて、自分のお気に入りの香りを旅先でも楽しめます。リラックス効果も期待できるので、出張の質が変わりますよ。
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速乾タオル
ホテルのタオルは翌朝までに乾かないことも多く、連泊だと地味にストレス。速乾素材のマイタオルがあると、洗ってもすぐ乾くので衛生面でも安心です。ジムや温泉にそのまま持っていけるサイズ感がベスト。
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まとめ
- 料金はチェーン名より日付と場所で決まる。泊まる日が決まったら、その日の料金を並べて比べる
- 朝食代を浮かせたいなら、宿泊者は朝食無料のルートイン・東横INN・コンフォートホテル
- ご当地の朝食と大浴場・夜鳴きそばを楽しみたいならドーミーイン(朝食はプランを確認)
- 大浴場の安定感ならほぼ全店に大浴場があるドーミーイン・ルートイン
- 快適さ・上質さを求めるなら三井ガーデンホテルズ
- 会員制度は入会金の有無と特典の中身で選ぶ。入会金がかからないのはアパホテル・ドーミーイン・ルートイン
- 予約は公式サイトと予約サイトの両方を比較してから決めるのが鉄則
「コスパ最強」の答えは、結局のところ自分が何を重視するかで変わります。とにかく安く寝られればいいのか、朝食や大浴場込みのトータル体験で考えるのか。この記事の比較を参考に、自分なりの「推しチェーン」を見つけてみてください。一度お気に入りが決まると、ホテル選びの迷いがなくなって、出張や旅行の計画がぐっとラクになりますよ。
ホテル選びの最終チェックリスト
予約前に確認したいのは「大浴場の有無」「朝食の内容と料金」「最寄り駅からの距離」「部屋の広さ(平米数)」の4つ。この4点を押さえておけば、チェックイン後の「思ってたのと違う……」を防げます。



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