ひな祭りが終わると気になるのが「ひな人形、いつ・どうやって仕舞えばいいの?」という問題です。
正しく仕舞わないと、カビや虫食い、変色の原因になり、翌年きれいに飾れなくなってしまいます。
この記事では、ひな人形を仕舞うタイミングから手順、保管時の注意点、おすすめ収納グッズまでまとめてご紹介します。
ひな人形を仕舞うタイミング
ひな人形は、3月3日のひな祭りが過ぎたらなるべく早めに片付けるのが基本です。目安としては3月中旬までに仕舞うのが良いとされています。
「仕舞うのが遅れると婚期が遅れる」という言い伝えがありますが、これは迷信です。ただし、早めに片付けた方が良い理由はちゃんとあります。
それは湿気対策です。仕舞うときは必ず湿度の低い晴れた日を選びましょう。雨の日や湿度の高い日に片付けると、箱の中に湿気がこもり、カビの原因になります。天気予報を確認して、カラッと晴れた日に作業するのがポイントです。
仕舞う前に準備するもの
ひな人形を片付ける前に、以下のものを用意しておきましょう。
- 手袋(綿素材がおすすめ):素手で触ると皮脂や汗が付着し、シミや変色の原因になります
- 柔らかい布・筆:ほこりを優しく払うために使います。毛先の柔らかい筆が便利です
- 薄紙・和紙:顔や手、小物を包んで保護します
- 防虫剤:人形専用のものを選びましょう
- 乾燥剤:湿気を吸収してカビを防ぎます
ひな人形の仕舞い方【手順解説】
正しい手順で仕舞うことで、翌年もきれいな状態で飾ることができます。ひとつずつ丁寧に進めましょう。
1. ほこりを取る
まず手袋をはめて、人形や飾りに付いたほこりを柔らかい筆や布で優しく払います。特に顔まわりや衣装のすき間にほこりが溜まりやすいので、丁寧に取り除きましょう。ほこりが残ったまま収納すると、虫食いの原因になります。
2. 小物を外す
扇、笏(しゃく)、刀、弓矢など、人形が持っている小物をすべて外します。外した小物は種類ごとにまとめて薄紙で包んでおくと、翌年飾るときにスムーズです。
3. 顔を薄紙で包む
人形の顔は最もデリケートな部分です。薄紙や和紙で顔を優しく包み、保護しましょう。ティッシュペーパーは繊維が付着することがあるため、できれば避けてください。
4. 人形を箱に収納する
人形は購入時の箱に戻すのが理想です。箱の中で人形が動かないよう、すき間に薄紙や和紙を詰めて固定します。人形同士がぶつからないよう、1体ずつ丁寧に収納しましょう。
5. 小物・飾りを収納する
ぼんぼり、屏風、台、小道具などの飾りもほこりを払ってから収納します。金属部分がある小物は、錆を防ぐために薄紙で包んでおくと安心です。
6. 防虫剤・乾燥剤を入れる
箱の中に防虫剤と乾燥剤を入れます。ただし、人形に直接触れないよう、薄紙や布で仕切りを作ってから入れましょう。防虫剤は人形専用のものを使うのが安心です。
保管場所の選び方
仕舞い方と同じくらい大切なのが、保管場所の選び方です。
高温多湿を避ける:押入れに収納する場合は、上段がベストです。下段は湿気が溜まりやすいため、カビのリスクが高くなります。
直射日光が当たらない場所:紫外線は衣装の色あせや素材の劣化を引き起こします。窓際や日の当たる場所は避けましょう。
通気性を確保する:箱を壁にぴったりつけず、少しすき間を空けて置くことで空気が循環しやすくなります。年に1〜2回、天気の良い日に箱のふたを開けて風を通すとさらに効果的です。
やってはいけないNG保管方法
よかれと思ってやりがちなNG行為をまとめました。ひとつでも当てはまる場合は、保管方法を見直してみてください。
NG:防虫剤を人形に直接触れさせる
防虫剤の成分が人形の顔や衣装に直接触れると、変色やシミの原因になります。必ず薄紙や布で仕切り、直接触れないように配置しましょう。
NG:ビニール袋で密封する
湿気対策と思ってビニール袋に入れてしまうと、逆に湿気がこもってカビが発生しやすくなります。通気性のある不織布袋や薄紙で包むのが正解です。
NG:床に直置きする
床は湿気が溜まりやすい場所です。押入れの上段や棚の上など、床から離れた場所に保管しましょう。どうしても床に置く場合は、すのこを敷いて通気性を確保してください。
NG:複数種類の防虫剤を混ぜて使う
異なる成分の防虫剤を一緒に使うと、化学反応を起こしてシミや変色の原因になることがあります。防虫剤は1種類だけを使いましょう。
おすすめ収納グッズ【楽天で購入可能】
ひな人形を安全に保管するための便利グッズをご紹介します。手持ちのものが古くなっていたり、足りないものがあれば、この機会に揃えておくと安心です。
1. 雛人形用収納ケース
購入時の箱が傷んでいる場合は、人形専用の収納ケースに買い替えるのがおすすめです。桐素材のケースは湿気を吸収・放出してくれるため、人形の保管に最適です。
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2. 人形用防虫剤
一般的な衣類用防虫剤ではなく、人形専用の防虫剤を使いましょう。人形の素材に影響を与えにくい成分で作られています。
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3. 除湿・乾燥剤
収納ケースの中に入れておく乾燥剤です。シリカゲルタイプが長持ちしておすすめです。半年〜1年ごとに交換すると効果が持続します。
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4. 人形用保護紙(薄紙)
顔や小物を包むための薄紙です。酸性紙ではなく中性紙を選ぶと、人形を傷めにくいです。まとめ買いしておくと便利です。
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5. 不織布収納袋
人形や飾りを個別に包むための不織布袋です。通気性があるためカビの心配が少なく、ほこりからも守ってくれます。
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まとめ
ひな人形の仕舞い方のポイントをおさらいしましょう。
- タイミング:3月3日を過ぎたら、湿度の低い晴れた日に仕舞う
- 手順:ほこり取り → 小物外し → 顔の保護 → 箱に収納 → 防虫剤・乾燥剤を入れる
- 保管場所:高温多湿・直射日光を避け、通気性を確保する
- NG行為:防虫剤の直接接触、ビニール密封、床への直置き、防虫剤の混用
正しい方法で仕舞えば、ひな人形は何十年もきれいな状態を保てます。毎年のひな祭りを安心して迎えるために、今年の片付けから丁寧に取り組んでみてください。
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